気候変動

子どもたちの未来のために。竹の下着で地球を守りたい!

千葉 千早希

  • 支援総額

    ¥1,750,100

    目標金額 ¥300,000

    583.37%
  • 支援者数

    179

  • 残り

    0

今日で最終日です。Goalは200万円です!

不安しかなかったスタートから、まさかこの瞬間を迎える事ができ、また、たくさんの暖かいお応援にただただ感謝です。とはいえ、初期生産コストが全部で200万円かかり、不足分は自費での捻出になってしまいます。走り出す大きな1歩に向けて、引き続きのご支援をいただけますと嬉しいです。

 

ご興味をもって下さりありがとうございます。普通の会社員として働く傍ら、“エシカルコーチ”として環境問題の情報発信を行っている千葉 千早希(ちばちさき)と申します。「竹」からインナーブランドをつくり、気候変動対策に関心を持ってくださる方を増やしたいと考えております。

 

 

近年、急増する気候変動のニュース。このまま温暖化が進み続けると、後戻りできなくなるタイムリミットがあります。2030年、あと6年後です。

子どもたちに「安心して好きな事に打ち込める地球」を残せるだろうか

二児の親として、このタイムリミットをなんとか回避できないか、そう考えるようになりました。

子どもたちの未来

 

そこで、私ができるアクションとして「竹」を使ったインナーをつくり、広めることを考えました。「竹」は水も農薬もいらずに1年で20mも成長するサスティナブルな資源です。

 

こちらが今回皆さんにお届けする「竹」から生まれたとろけるように包み込むインナーです。

 

 

3年前、2歳だった息子に突然の小児がん宣告。自分よりも大事な存在を失う恐怖に襲われながらも目まぐるしく入院と手術が決まっていきました。

 

たくさんの検査へ1人連れられ「どうして見捨てるの?」と訴えるような目で私を見つめながら泣き叫び、術後は傷口をいじらないようにとベッドに固定され、興奮と恐怖で眠れない夜をすごしていました。

どんな言葉をかけても抱きしめ続けても、落ち着かせてあげることも、治してあげることもできない。親とは、これほど無力な存在であるかと絶望しました。

 

命さえあればいい、楽しく生きてくれるだけでいい。1か月間の入院も、おにぎりと3日に1回のシャワー、少しのおもちゃと絵本だけで問題なく過ごせていき、必要な価値観だけにそぎ落とされていくようでした。今まで追い求めていた「幸せ」「豊かさ」に何の価値もなくなっていく瞬間でした。

 

それまで、おもちゃはまるで使い捨てでした。毎週のように100円ショップで風船やシャボン玉を買い、ガチャガチャがあると、すぐにゴミになる事を知りながら買い与えていました。忙しい、疲れたと、充分に遊んであげれない申し訳なさも加わり、何でも買ってあげるよと、安く手っ取り早く、子どもの笑顔を買っていました。

使い捨て、ワンウェイ

ファストファッション全盛期には、トキメキを言い訳に無計画に洋服を買っては、何の罪悪感もなく大量にゴミに出していました。CMで“豊かな暮らし”を演出する便利家電に惹かれたり、「ママ友が海外旅行に行ったんだって」と羨んでは、私もたくさん稼いで子どもたちを海外旅行へ行ってあげたい…と、「足りないもの」に目をむけがちでした。

ファストファッション

 

ですが、それらは「そういう暮らしこそ豊か」なんだと思い込む固定観念でした。外見を着飾らないと不安、もっともっとと欲が溢れることも、私自身の「心の貧困」なのではと気付かされました。私に足りなかったのは「足るを知る」心の持ち方です。そして、心の貧困こそ、大量のゴミを生み、温暖化を進行させていたのです。

 

現在、幸いにも息子は元気に生活することができています。未来を生きる子どもたちへ、親として何ができるのか。私の答えは、彼らが希望をもって未来に向き合える、また好きなことに打ち込める環境を提供すること。

 

しかし、このままだと「好きなことに打ち込む」以前に「安心して住める地球」が失われてしまう。そんな危機感から、気候変動を止めるためにチャレンジすると決めました。

 

息子との経験から「豊かさ」の定義が変わり「モノや社会の評価軸」より「足るを知り、自分の心を満たす」ことが大切だと気づかされました。

だからこそ「自分自身を満たせる人」を増やすことが、気候変動を解決するのではないかと考えています。

 

2022年に発表された世界幸福度調査では、日本は54位。先進国の中では最下位(下記表)。また自殺率は先進国トップ。「自分を満たせている人」はどれだけいるのでしょう。

幸福度

 

「シャンパンタワーの法則」をご存じですか?最上部のグラスがいっぱいにならないと溢れて下のグラスに注がれません。最下部には遠く感じる「社会」や「環境問題」があります。「自分を満たせる」人が増えれば解決が近づきますが、環境問題だけを解決することは難しいのです。

シャンパンタワーの法則

 

その背景に「決まり・ルールを守ること」「人に迷惑をかけないこと」「空気を読んで強調すること」を美徳とする日本社会の影響もあるのではないでしょうか。

反対に「自分の意見をもつこと」「自分と他人は容姿も意見も違って当然」であることを、教わらずに大人になる方も多いのでは(私はそうでした)。一方、幸福度ランキング上位であるEUの国々では、人権教育として幼少期から教えこまれる価値観です。

「普通は⚪︎⚪︎だから」と誰かの価値観を生きることは、自分を本音をムシして他人を満たすだけ。まず自分を一番大切にしていいということ、自分の意思に素直になってもいいと、自分自身を解放してあげるお手伝いができたらいいなと考えています。

 

今回お届けするバンブーインナーは、そんなメッセージを届けます。肌に一番近いものだからこそ、やさしい自然素材を選んでほしい。シルエットなどの見た目より、締め付けられない心地よさと解放感を感じていただけたら嬉しいです。

unleash

 

私自身の小さな変化としては、余裕がない日の夕食はおかずをつくらない事にしました。納豆ご飯とけんちん汁だけ。楽しい時間にする事のみに、やる事をしぼりました。でも実際はそれで充分でした。

“いい母親”にならないと、と理想を追いかけたり、まだ仕事が終わらずご飯どうしよう…と焦ることで、子どもにイライラをぶつける自分をやめれました。(鋭意努力中)

充分足りている生活を送れていることに意識的に気づき、新たな「豊かさ」に出逢う日々です。

 

地球環境は今、大きな変化のギリギリ手前にいます。

昨年の気候変動のニュースは衝撃的でした。日本では6月東京で35℃を越える日が9日間続きました。

スペイン43℃、イギリス40.3℃、フランス39.4℃と熱波が襲い、モンスター級の山火事に歯が立たず失われる森と生物。アメリカでは1200年で最悪と言われる干ばつに、パキスタンの大規模な水害。皆さんも様々な気候変動の瞬間を目にしたのではないでしょうか。

気候変動

事実、温暖化は自然な変化ではなく、100%人間の活動によるものであるとIPCC(気候の専門家組織)が結論づけました。反対に、私たちの小さな行動が気候変動の加速を食い止めれるとも言えます。

 

また、赤ちゃんの血液や便からマイクロプラスチックという見えないプラごみが見つかったというニュースもありました。

 

私たちは1年でご飯茶碗一杯分のプラスチックを食べていると言われています。日本人の平均寿命でいうと、なんと87杯分のプラスチックを体内に取り込んでいることになります。人体への影響はまだ解明されていませんが、レストランで出された料理にビニール片が入っていたら…どうでしょう?

マイクロプラスチック

私は子どもたちが食べるご飯にプラごみが混ざる環境を、これ以上深刻化させたくないだけです。

 

このような環境破壊は、私たちのファッションとの向き合い方によるところも大きいです。(業界やつくり手を責めたいわけではなく)

アパレル産業

私たちのファッションとの付き合い方が変われば、環境問題も大きく変化するのではないでしょうか。

 

バンブーは栽培時・廃棄時の環境負荷が低いのが特徴です。インナーは、古着でまかなえない・短期間で消耗する・リサイクルは気が引ける衣類のため、短い寿命でゴミになります。そのため、長期間使える洋服類より環境負荷を下げたいと考えました。竹繊維

 

さらに、肌へのやさしさのために、髪の毛より細い繊維、かつ繊維自体にたくさんの特徴をもつバンブーを選びました。※バンブーは中国四川省などのFSC認証竹林竹繊維

 

 

一方、日本では竹が生えすぎる「放置竹林」が大きな課題です。プラスチックの普及により竹活用が減少、タケノコの輸入により竹林管理の機会が減ったためです。勢いよく生え広がると太陽を遮り、樹木を枯らし森を荒廃させます。現状はボランティア団体の活躍が大きく、地域の負担が大きい状況です。竹活用は日本にとっても喫緊の課題であり機会です。

 

今回使う生地は「バンブーレーヨン」という繊維からできています。この繊維の生産過程では1つ課題があります。それは竹から繊維を取り出す過程で使われる「二硫化炭素」という溶剤です。この溶剤は扱い方によっては大気・水質汚染につながる、取り扱いの難しい薬品です。とはいえ、時代と共にプロセス改善され、有機溶剤の約80%をリサイクルし、生地の製造工程•品質ともに人と環境にやさしいことを証明する「エコテックス®認証」を取得しています。

今後は、上記課題である溶剤を、環境に無害なものにした「バンブーリヨセル」という生地を活用することが目標です。この生地は最小注文量が数千kgのため、小ロットからスタートする私のブランドでは活用できませんでしたが、まずは環境問題に取り組める身近な選択肢を提案していくところから始めて参ります。

unleash

 

環境を守りたいと1人行動しても、その効果はチリのよう。一方、完璧を追い求めると、できていない事に目がいき罪悪感に苛まれることもあるのではないでしょうか。

 

一方、社会の3.5%が立ち上がれば社会が動くと言われています。だから、できる人が、できることに取り組めたらいい。世の中によりBetterな選択肢が増えたら、自然と社会も変わるはず。

 

だから私も、今は関心がない方や何をしたらいいかわからない方に向けて「一緒に一歩ずつ進もう」そんなお手紙を届けるような活動をしていきたいです。

 

とはいえ、まずは「知ること」が気候変動を止める第一歩。ぜひ、運営中のインスタグラム「unleash(アンリーシュ)」もご覧いただけると嬉しいです。

unleash Instagram

 

ブランドの活動においても、エシカル=八方よしな世界をつくるための指針を設けていきます。

promise for unleash

 

①解放的なキャミソール(パッド付)

当方SNSアンケート調査にて「ご近所など短時間のおでかけでブラを着用する理由はバストトップが目立つのがイヤだから」という声が最も多かったことから、寄せも上げもしない締め付けない機能最小限のキャミ。洗濯時、パッドが抜け出たりしおれないようキャミ本体に縫い付けています。

◇サイズ:9-11号、13-15号

※SMLサイズ表記は「小さい・普通・大きい」といった“普通”を基準とした体形評価が含まれる表現のためunleashでは利用しておりません。一般的にS=9号、M=11号、L=13号、XL=15号

◇カラー:グリーン/パープル/アイボリー

unleashとろふわキャミソール

②解放的な肌着

縦にも横にも伸びる伸縮性のよい生地で、肌に吸い付くように包み込む。しゃがんでもボトムスから出にくく、育児中のママにもぴったり。大きく開いた首元と九部袖で着るものを選びません。

◇サイズ:9-11号、13-15号

◇カラー:グリーン/パープル/アイボリー

unleashとはふわインナー

unleashインナー

③解放的なショーツ

ウエストラインも鼠蹊部もゴムをいれず、生地の伸縮性だけでやさしく包み込む。股下クロッチ生地は幅を広めにし安心感も。フィリピンの貧困支援をされているNPO団体さまが現地を仕事で支援するために立ち上げた縫製工場さまで生産いただきます。

◇サイズ:9-11号、13-15号

◇カラー:グリーン/パープル/アイボリー

unleashとろふわショーツ

unleashインナー

④残布ウエス

インナー3種を切り出して残った生地を10~20㎝サイズにランダムカットした布ティッシュ。ちょっとしたお掃除や、お皿の油分ふきとりなど、ティッシュ代わりにお使いください。(裁断時のペン跡がある場合もあります)

unleashウエス

※原料から生産まで一貫して中国産です。(日本の竹林から竹繊維をつくる方向も模索し、かけまわったのですが、現時点の私の力では難しく。縫製も国産にするべく1年ほどかけまわりましたが、小ロットすぎるなどの理由により現段階では難しい状況です。)

※①~④共に、生地は保湿性のあるキトサン繊維(甲殻類の由来)配合。甲殻類アレルギーのある方は、念のため使用をお控えください。

※生地組成:バンブー71%、キトサン24%、ポリウレタン5%

※当生地は中国のOECO-TEX®︎認定工場で生産しております。日本の一般財団法人カケンテストセンター目黒ラボでの試験の結果(アイボリー)強度•色落ち•ホルムアルデヒド検出の観点で全て基準値を満たしておりました。

※リターン品はプロジェクト終了後から生産開始いたしますので、お届けは6-7月頃となります。しばしお待ちください。

 

いただいた支援金はインナー3種の制作費用に活用いたします。unleashは、クラファンの受注数量から年間購入数を予測する事で、必要な数だけ生産しゴミを減らす努力をして参ります。

 

応援メッセージ

松原佳代さんより応援メッセージをいただきました。ありがとうございます!

 

3/19update

エバンズ亜莉沙さんより応援メッセージをいただきました。ありがとうございます!

3/27青木志保子先生より応援メッセージをいただきました!ありがとうございます!

4/6中西理恵さんより応援メッセージをいただきました!ありがとうございます!

4/13山内萌斗さんより応援メッセージ頂きました!ありがとうございます!

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。プロジェクトを立ち上げました千葉千早希です。

 

現在は、日用品メーカーに勤務する会社員です。10年以上、人々の健康やウェルビーイングを実現する業務に携わっております。

西洋医学で解決できない未病を予防する方法はないかと、ヨガインストラクターや漢方養生指導士などの講座を受講。その中で「足るを知る(サントーシャ)」という言葉に出会い、時折頭に浮かぶ言葉になりました。そして環境問題解決の糸口を考えていたところ、ピタリと結びつきました。

この春、鎌倉に移住しました。自然とふれあいながらの子育てを楽しみたいと思っています。

 

今後、unleash(アンリーシュ)は「私と地球を解放する」をコンセプトに、インナーに留まらないライフスタイルブランド、メディアとして活動していきます。

 

リターンを選ぶ

¥3,000

残り 89人

【とにかく共感!コース】
 
プロジェクトに共感いただいたものの、今は手持ちのインナーが足りていたり、ちょっとサイズが合わなそう、そんな時ご共感のお気持ちをご支援いただけると嬉しいです!

◆お礼:プロジェクト終了後に全力お礼メールをお送りいたします。

  • 支援者10

  • お届け予定
    2023年5月

¥3,000

残り 75人

【残布ウエスコース】
 
製品をつくった後の残布をランダムに切り出した布ティッシュ≒ウエスをクリックポストの箱に入るだけ詰めてお送りいたします。

  • 支援者24

  • お届け予定
    2023年6月

¥5,200

残り 83人

【買って応援!ショーツコース】
 
解放的なショーツ(グリーン/パープル/アイボリー)、それぞれ9〜11号(S-M)、13~15号(L-LL)の2サイズのうち、1点選択いただけます。
※カラーとサイズはご決済後にメールにてやりとりさせてください。
※クラファン限定送料無料

  • 支援者16

  • お届け予定
    2023年6月

¥8,800

残り 48人

【買って応援!キャミソールコース!】
 
解放的なキャミソール(グリーン/パープル/アイボリー)、それぞれ9〜11号(S-M)、13〜15号(L-LL)の2サイズのうち、1点選択いただけます。
※カラーとサイズはご決済後にメールにてやりとりさせてください。
※クラファン限定送料無料

  • 支援者51

  • お届け予定
    2023年6月

¥9,800

残り 87人

【買って応援!長袖肌着コース!】
 
解放的な肌着(グリーン/パープル/アイボリー)、それぞれ9~11号(S-M)、13~15号(L-LL)の2サイズのうち、1点選択いただけます。
※カラーとサイズはご決済後にメールにてやりとりさせてください。
※クラファン限定送料無料

  • 支援者12

  • お届け予定
    2023年6月

¥13,500

残り 38人

【買って応援!キャミ&ショーツセット割!】
 
解放的なキャミソール&ショーツ(グリーン/パープル/アイボリー)、それぞれ9〜11号(S-M)、13~15号(L-LL)の2サイズのうち、1点ずつ選択いただけます。
※カラーとサイズはご決済後にメールにてやりとりさせてください。
※クラファン限定送料無料

  • 支援者61

  • お届け予定
    2023年6月

¥15,000

残り 47人

【買って応援!長袖肌着&ショーツセット!】

解放的な肌着&ショーツ(グリーン/パープル/アイボリー)、それぞれ9〜11号(S-M)、13~15号(L-LL)の2サイズのうち、1点ずつ選択いただけます。
※カラーとサイズはご決済後にメールにてやりとりさせてください。
※クラファン限定送料無料

  • 支援者3

  • お届け予定
    2023年6月

¥30,000

残り 98人

【とにかく応援!コース】
 
リターンがなくても応援してくださる方に!プロジェクト終了後に全力お礼メールをお送りいたします。

  • 支援者1

  • お届け予定
    2023年5月

¥100,000

残り 4人

【全力応援!コース】
当事業を“広める”ためにお力をお貸しください!メディア運営やポップアップ出店費として活用させていただきます。
 
◆お礼:
①当クラウドファンディングページ内に、ご支援者さまの企業ロゴ・お名前を掲載いたします。
②公式インスタグラムのフィード投稿にてご支援者さまの「エシカルな製品」「エシカルなご活動」を記事化し掲載致します。(ご希望者さまのみ)

  • 支援者1

  • お届け予定
    2023年7月

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